X68000Z上で動かすXSPのサンプルをコンパイルしてみる。
概要
よっしんさん作のXSPをX68000Zで動かすためにサンプルのソースコードをコンパイルする手順を書くもの。
yosshin4004/x68k_xsp: A sprite driver for the SHARP X680x0. (github.com)
やり方
コンパイル手順書いておきます。
どちらかというと簡単に実行確認したいので、パスとかは結構簡略化した場所やプログラムの作りにしてます。
- 公式ページからヘッダやライブラリを落としてくる
- xdev68kを準備する
yosshin4004/xdev68k: Cross development environment for the SHARP X68K. (github.com) - include/lib等フォルダがある階層に「XSP」「PCG90」「PCM8Afnc」フォルダをコピーする
- exampleフォルダ内にサンプルのソースコードフォルダをコピペ、お好きな名前にする
- サンプルのソースコードが格納されてるフォルダに移動
- makefile内のライブラリの場所の記載を変更する。(うちの環境では何故か相対パスが機能しなかったので、変数を使ってパスを指定してます)
libsのところを書き換える。
「../../XSP/XSP2lib.o \」→「${XDEV68K_DIR}/XSP/XSP2lib.o \」
「../../PCG90/PCG90.o \」→「${XDEV68K_DIR}/PCG90/PCG90.o \」
「../../PCM8Afnc/PCM8Afnc.o \」→「${XDEV68K_DIR}/PCM8Afnc/PCM8Afnc.o \」 - ソースコードのうち、「PANEL.PAL」「PANEL.SP」の記載のある部分について、
以下のように変更する。(簡単に配置するため)
「../PANEL.PAL」→「./PANEL.PAL」
「../PANEL.SP」→「./PANEL.SP」 - makeを実行
- サンプルフォルダにXファイルができる
意外とあっさり動くものが作れました。
あとはイメージファイルに実行ファイル+リソースを一緒のフォルダに書き込んで、
X68000Zで読み込めば実行可能です。(実際実行してみました)
サンプルを応用すればゲームもそれほど時間かからないんじゃないかと考えます。