Integra-7を買った。
概要
- ハードシンセを買った
- 現在環境で発生している諸問題を解決するのが目的
- 現在のDTM環境に適合させることができた
コピペ用
音楽機材のレビュー記載基準(20210101時点) – MachiaWorks (machiaworx.net)
上記基準に則って記載するもの。
- 属性
シンセ
生音+シンセの音色が大量に入ってる - 操作方法(5段階)
2(割と簡単)
本体いじってもPCからDAW経由でいじっても目当ての機能にアクセスできるため、
アウトプットのルーティングを整備しておけば普段手をのばす音源としては使いやすい。
鳴らしたい音のカテゴリ選んで楽器を選ぶというのがメインになる。
また、オーディオIFとしての機能も持っているため、他にIFがない場合
直で音を出す選択肢としてIntegra-7を選べるということになる。
よって、常時設置しておいて、生音やシンセの音を出したい場合に利用する使い方がメイン。
他のIFを持っているなら、USBでコントロールして出力をオーディオIFに流すのでOKかと。 - アウトプットの幅(5段階)
5(広い)
そもそも生音とシンセが入っている上に今までの拡張音源が入ってるので狭いはずがない。
音源自体はSuperNaturalっていう「生楽器・シンセのクセを演奏で再現したりパラメータで調整ができる音源」とPCMを重ねる方式のどちらかになっているけど、正直これをいじるだけで音の作り込みは結構できる。 - 音色の操作系(5段階)
3(普通)
上記の通りある程度エディットできる項目は限られているものの、パラメータ自体は少なくないため、
割と作り込めるのではないかと思ってる。(今PCM周り見たら18項目あったわ・・・)
生音シミュ音源として使うこと考えると主にSuperNatural音源使うことになるので、楽器によっては結構パラメータが絞られる。(ベース音色だとすげえ少ないのですよ)
逆にシンセのSuperNatural音源はパラメータが多いので、ガッツリと調整ができる。
(特色があるというよりは、スタンダードな種類の構成をパラメータ多めにしてる印象。
オシレータとか山程種類があって試すのに時間がかかるレベル) - 機種特有の音が出るか(5段階)
3(そこそこユニーク)
最近はRolandのクラウドサービスも出てきてるので、正直なところ音はXV5080シミュとかでPCM周りは問題ないかと。
ただ、SuperNatural音源自体の弾数が少ないので、そういう意味ではユニークな音源扱いでOKかと。 - IF(5段階)
4(多い)
購入してから気づいたんですが、入出力の数が割と多いです。
入力はステレオ2系統+マイク2系統、アウトプットはヘッドホン+通常ステレオ出力の他ステレオ3系統パラで、かつMIDI IN/OUT/Thruが付いてる。
しかもこの機能は通常出力にすべて含めることができるため、複数の音源の出力をまとめるミキサーとしての機能も付いてると考えていい。
地味にフロントに入力が付いてるのが嬉しい。(自分がハードシンセを色々とっかえて演奏させるので) - 備考
元々生音がほしいけどソフトシンセは読み込みに時間がかかってもう無理や!となったのでうっかり購入してしまったんですが、使い込んでいくうちにIFやミキサーとしての機能がとっても優れていることが判明、今やハードを色々試すのになくてはならない機材になってます。
音源としても、起動して選択すればすぐ鳴ってくれるので、まず試しに使う音(実際は最後まで採用するケースも多々ある。その場合はさっさと録音する)として有用な機材になってます。
Integra-7ってなに
https://www.roland.com/jp/products/integra-7/
このご時世にハードシンセというのも
2019/11現在の自分の環境
- ソフトシンセメイン
- ハードシンセは外部接続扱い
- オーディオIFはBabyface
現行環境の問題点
- 大容量のライブラリを使うときにアプリケーションが正常に動作しないときがある
- 大容量のライブラリを読み込む際、動作させるのに時間がかかる
- 結果として曲を作り込む時間が減る
ちなみにセキュリティソフトをOFFにすることでロードにかかる負荷が減って解決するケースもあるみたいだけど、
全部を兼ねてる端末のため、できるならセキュリティソフトは起動しておきたいと考える。
上記の問題点から、PCの駆動に関係なく動作するシンセサイザーを導入するもの。
環境の導入メモ
以下に自分のDTM環境の概念図を示す。
ポイントは以下の要素。
- Integra-7はPCからのコントロールを想定しているため、USB接続
接続はVENDORモード(独自ドライバで動くモード) - 出力結果はライン接続でBabyfaceに流す
(複数IFのコントロールを想定しているものもあるが、単体IF対応のものが多いため、この形式にしてる) - 最終的な出力はBabyfaceから
これによって、以下のメリットがある
- 現行の環境を根底から変更する必要がない
- ハードウェアを導入するために大きく作曲フローを変更する必要がない
- ごつい音がロードなしにすぐ出る(上記問題点の解消)
まとめ
とりあえず導入は問題なくできたので、これから作曲もゴリゴリしていきたいな、と。