DirtyWave M8Tracker
公式ページ
まだ販売等はされてないけど、Headless環境(デスクトップで動かせる環境)を試したよ。
レビュー
音楽機材のレビュー記載基準(20210101時点) – MachiaWorks (machiaworx.net)
上記基準に則って記載するもの。
- 属性
シンセ+エフェクタ
DAW - 操作方法(5段階)
3(中くらい)
ソング-チェイン-フレーズという形式を構築することで、曲を構成するのも楽になっている。
ただ、インタフェースが貧弱(6ボタン)なことに加えて、
同時押しや複数回ボタン押す命令もあるので、操作手順を整理しないと機能に迷うことになる。
(IFの数については元になるソフトウェアを踏襲しているってのもありそうだけど) - アウトプットの幅(5段階)
4(広い)
シンセ音色のほか、サンプリングも利用できるため、
PCにおけるDAWとかとできる事はそれほど変わらない。
エフェクタはマスタ+Sendにしかかけられない気がするので割と限定的。
各フレーズ内カラムにおける特殊効果の種類は多いので、ニュアンスつけるのに有効。 - 音色の操作系(5段階)
4(そこそこ複雑)
基本的なシンセサイザーの構成に加えてサンプリングも存在する。
よって、出音についてはシンセサイザーの枠に収まらない。
ただ、上記の操作方法に関連するが、6ボタンですべてを行うことになるため、
複数の手順を踏む必要があることに注意。
画面操作に依存してしまい、音色を操作するのにも手順が必要になってしまうことがネックかと。(制約かな) - 機種特有の音が出るか(5段階)
2(ユニークではない)
正直この機材じゃないと出ない音ではないけど、
特定ジャンルで早期に作れるのは間違いないし、上記のソング形式のおかげで即作れるとは思ってる。 - IF(5段階)
2(簡素)
自分が使ってるのはTeensy4.1のHeadlessだけど、USB経由でしか出力できないのでこの評価。
MIDI使えるのもわかるけど、ね・・・
M8Tracker単体版だとどうも入出力でヘッドホン端子付いてるからまた違うかも。 - 備考
自分が興味を持っていたトラッカーでございました。
とりあえず使ってみて、なるほどこの機材じゃないとダメだと言う人がいるのも理解できます。
ちょっぱやで曲が作れるプラットフォームと操作が揃ってるんですもの。
あと音色と操作方法が限定的なのは意図的な可能性はありそう。(元がゲームボーイだしなあ)
いずれにしても、携帯する作曲環境としてはかなりいろんな事ができるのではと思った。
参考資料
Dirtywave M8のHeadless版を使い始めた (sdhizumi.blogspot.com)
経緯
自分がこれ知ったのは少し前で、うっかりTeensy4.0を買ってしまって調べてたけど、
Firm書き込み→デスクトップアプリがうまく動かなかったのね。
で、上の記事を読んでたら・・・俺の理解が間違ってた!(Teensy4.1が必要だった
ということで改めてTeensy4.1を買い直してつなげたら問題なく動作してる。
以下、自分の環境メモ
録音
M8ハードウェア扱いでTeensyが認識されるけど、
どうやらオーディオの出力は今接続済みのデバイスから選べる様子。
自分の場合、以下のルーティングで出力させてる。
- M8(Teensy4.1)
- RME Babyface(SPDIF/ADAT(1+2))
- スピーカ出力
で、なんでこの順番にしたかというと、
AbletonLiveで録音したかったからw
他のきれいなルーティング方法もあるかと思うけど、
とりあえず動けばいいや的な考えで構築している。
まずは録音ができた、というところで。
録画
トラックをアーム状態にするとダブリングが発生する時がある。よってこれを切る必要がある。
聞けばピークがおかしいとか音が歪んでるとかがわかるかと。
わかんない場合は上記の考えで「外部出力トラックがアームされてないことを確認」すること。
別環境の場合は、DAWから音が出力されてないことを確認するのがよい。