Sonatina ABQ。
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経緯
どこかのブログ記事で眺めて、あっこれいいな。って思った。
シンプルながら重量感のある見た目、整理されたキー配置等が自分にとってしっくり来た。
すぐに連絡、作者様にご連絡いただいてまだストックがあるとのことで、購入の手続を行った。
完成品
第一印象は「割とでかい」「結構重い」だった。
実際に使ってみて意図的にこういうのにしてんだろうなあ、ってのを少し思ったり。
- 重量感のあるケース
実際キースイッチ+PCB部分を削っており、底面と地面の間に空洞がないので反響もしづらく、机の上に置いたときに安定している。 - 左右への広さ
左側は普通のキー配置より長めのキーキャップを使うようになっている。
これにより、握力が弱くても各種機能ボタンの押下がストレスなく行える。
2022/3/13現在自分の日常的に使うキーボードになっており、作成したキーマップは以後の40%キーボードのマップのベースにしている。
プレートを六角ネジで固定するトレイマウント+Oリングでショック吸収する構成になっており、PCBの固定はケースの凹凸以外はなし。
金属の重量感とOリングのショック吸収、PCBの固定なし構造によって振動を割と逃がすような構造になっているのでは、と考える。
作成手順
最初から半田付け等が行われてるのでなし。
ただ他のキーボードの例に漏れず、キースイッチをうまく差し込まないとピンが曲がるので注意。
特にこのキーボードでは様子が見えづらいので、割と辛い。
自分はまずピン部分を差し込んで入力確認できたら強く押し込むようにしている。
キー配置
自分の場合以下の要素を導入している。
- Ctrl/Shiftはホームポジションからストレスなく入力できるようにする
- 十字キーを押せるようにする
結果、あまり類を見ないピーキーなレイアウトになっている、と思う。
中央30キーの中に無理やり方向キーを導入しているのが大きな特徴。
これにより30%キーボードにおいても入力を損なうケースを減らすことができた。
オルソリニアだと変な配置になるけど、ロースタッガードであればかなり有効な配置になることを確認済み。
(3段目が2段めと比べて0.5u程度のズレがあれば違和感なくなる)
ただこのキーボードは40%なので、中央にはあまり寄せずに各種キーの配置に余裕をもたせてる。
結果、一部記号も中央に寄せることが出来るようになった。
前述の通り、上記のキーマップをベースに各種40%キーボードのマップを作成している。
カスタム
快適に打ち込みできるとは言うものの、打ち込みに出る音について高音が強めになっていたので、これを軽減させる。
以下の方法で対応。
- プレートとPCBの間にウレタンフォームを設置
- PCBとケースの間にウレタンフォームを設置
- 振動が控えめのタクタイルスイッチを装着
- PBTの薄いキーキャップを装着
他にはどうもプレート固定するネジが締まっていなかったのでこれを固定した。
ただこの状態だとOリングの厚みもあいまってCherryMx標準のピンだとうまくキースイッチを装着出来なくなる。
このためピンの形状が一定になっているGazzewのタクタイルスイッチを装着してなんとかした。
また、PCBを直接ケースに置く形だったので振動が直でケースに伝わり高音が鳴るかと思ったので、
ウレタンフォームの端材をPCBの裏に装着し。音をあまり反響しないようにした。
以上の対応を行った結果、高音を抑えてかつ安定した入力ができるようになった。
今後もますますメインに使っていけそう。