ソングの管理・運用方法について。
ソングの管理方法は例えるなら「AbletonLiveのセッションビューが一直線上に並んでいる」構成、という印象を受けた。
1個のフレーズの単位は「クリップ」と呼ばれる内容で管理されており、長さはクリップごとに設定ができる。
ただ特定の条件を除いてクリップは同じキットを利用できない。どうもクリップ上でキットの重複を避ける機能がある模様。
その代わり、クリップは「セクション」に所属するという概念を持っており、違うセクションのクリップを再生する場合、排他的に演奏が可能。
結果、クリップが縦にズラーーーッと並んでおり、どれを演奏するかが再生クリップごと(セクションごと)に決まる。
つまり上記の通りAbletonLiveのクリップがすべて一直線上に並んでいる構成、という事。(一応クリップを並べて曲を演奏する、DAWで言うところのソングモードもある)
幸いクリップ数に制約はないので、自分でグリッドの空白設ける等で管理していく、というハードシンセにあるまじき管理方式で使うのが便利そう。monome gridの使い方(俺がわかればそれでいい的なやつ)に似てる。
セクションについては最大12個指定ができるので、クリップの長さが自由なのを考慮すると、制約は実質ないと考えて良さそう。
まとめると、曲を作るときはクリップを作った上でクリップごとのセクションを切り替えて曲を作っていくスタイル。
ただこの方法だとフィルターワークもクリップ上で定義する必要があり、同じフレーズでフィルターをかけてElektronの機材みたいに最後にリコールで設定戻すみたいなのは難しいかもしれない。その場合、別クリップの別キットを呼び出す、もしく違うセッションにクリップを用意して演奏することで回避できそう。