5/31日記 ===== ゲーム開発 ===== * 音楽のほうで書く話かもしれないけど、担当外の人が気軽に使えるDAWって何があるかという話になって、とりあえず軽く調べていた。 * ただ、そもそもこの前出たばかりのFenderStudioを使うのでいいのでは?という考えがあって、少しお試しで調整してみた。 * https://apps.microsoft.com/detail/9nzklscrwrsq?hl=ja-JP&gl=JP * 簡単な感想。 * 波形のカット、フェードイン・アウトはオートメーション書かずに調整可能(そもそもオートメーションがない)。 * エフェクターについては最初からコンプレッサーとEQが付いてるのですぐ調整が可能。 * 時間にして5分程度ですぐ調整して書き出しまで行えた。 * ASIOみたいな項目もない(意図的になくしてる?)ので、難しい設定を仕込まなくてもすぐ使える。 * 音声の調整であればこれをおすすめしたい。無料だし余計な機能ついてないし、波形切る用途だとだいぶ使いやすいのでは。 * 勿論専用のツールならSoundForgeとかあるけど、気軽に使うのであればFenderStudioはいいかもしれない。 ---- * 実際にテストケースに沿って操作を記載してみた。 * {{:2025:05:スクリーンショット_2025-05-31_071603.png?600|}} * 目的は「音にコンプレッサーをかけてWAV出力すること」。 * トップ画面で「新規」を選択 * トラックを追加「その他」 * できたトラックにWAVファイル(Oggも対応している模様)をドラッグ&ドロップ。 * トラックの楽器マークをダブルクリックし、「コンプ+EQ」を表示させる。 * {{:2025:05:スクリーンショット_2025-05-31_073354.png?600|}} * Compressionのツマミを弄るとざっくりとコンプレッサー効果を出すことが可能。今回だと10%程度。 * あとExpandというツマミもあるけど、これはコンプレッサと逆の効果。ダイナミクスを出すための機能という感じ。 * https://www.g200kg.com/jp/docs/dic/expander.html * SpeedはよほどじゃなければFastでいい。(複数トラックを調整する場合は弄ることになる) * EQはとりあえずそのまま。 * データを書き出したい場合、右上のメニューから「セッションをエクスポート」を選択。 * 書き出し形式はWAVかDawProjectという形式で行えるみたい。 * DawProjectは他のDAWで読み込める形式。今回はWAVにしたいので「オーディオミックスダウンをエクスポート」をONにする。 * ボタンで「すべてをエクスポート」か「ループをエクスポート」を選択可能。まぁどちらでもいいんだけど、今回は「すべてをエクスポート」を選択。 * 右上の「エクスポート」を選択すると書き出し処理開始。 * 以上、だいぶ楽に調整可能。 * EQとコンプレッサーがあればだいたいの調整が行えるし、必要に応じてディレイとリバーブをかけられる。 * 前述の通り波形カットも可能だし、トリムのオプションも結構ついてる。 * 波形単体の調整については、ノーマライズ・ゲイン調整・フェードイン/アウトの調整の他、スピード調整やトランスポーズもついている。 * 音関係の調整を楽に調整したい場合、FenderStudioを使うのを選択肢に挙げてもいいのではと思った。 ---- * 注意事項としては、トラックの種類によって最初からエフェクタがONになっていること。 * 例えばギターだったら最初からアンプがかかっているので歪んだ音になる。勿論OFFにできるけど、それであれば最初から余計なエフェクターがついてない方が良い。 * 追加トラック→その他、を選択するか、使っているトラックの設定で「FX」→なし、を選択すると余計なエフェクターは除外可能。